僕も含め、多くの人々はプログラムを書くことができる。 (そもそも、どこまでできれば「できる」のか微妙だが) しかしながら、プログラミングとはそもそもどういう行為なのか、未だにわかっていない。 プログラミングとは、脳のどこを使っているのだろうか。
このセクションは間違っているかもしれないので、話程度に。 神経心理学の世界において、脳の一部を欠損した人に対し、「実験」を行うそうだ。 「実験」というと、よくないイメージがあるが、ただお話したりするのだと思う。 そうすることで脳のどの部分が何に使われているのかがわかる。(例えば、ウェルニッケ野は言語と関係がある、とか) 同じことをプログラミングに関してやれば良いのではないだろうか。 つまり、脳を欠損したプログラマ(元々はプログラミングをできる人)に対し、プログラムを書いてもらうのである。
関係のある話として、「ふたこぶラクダ」の話がある。 プログラミングに関する素質、ある種の「才能」と呼ばれるものが60%の人には欠けているというものである。
60%かどうかは置いておいて、この「才能」と呼ばれるものが存在することは、経験則的には正しく思われる。 「なぜわからないか」がわからないということは大学の演習を見ているとありがちである。
しかし、この60%という数字から、言語中枢とは違うところがクリティカルなのではないかという推論ができる。 言語中枢がクリティカルならば、日本は99%の識字率を達成できないのではないだろうか。 では、数学とはどうか。もうちょっと調べたらわかるかもしれない。
わからない。 プログラミングは比較的新しい知的行為であり、数学や、国語と比べ歴史が浅い。 よってまだ研究が進んでいないのだろうと思われる。 神経心理学の側面でやっている人がいるかはわからないが。
最近の話だと、MRIの中でコードを読むということをしてもらっている論文がある。 Using Psycho-Physiological Measures to Assess Task Difficulty in Software Development
もし、神経心理学とプログラミングを組みあわせた研究をしている人がいれば教えてください。